ゲスト宛てに請求書を発行する必要はありますか?

更新: 2 年 前 | 読了目安:4.5分
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概要:Booking.comのパートナー施設様は、現地法令で義務付けられている場合はチェックアウト時にゲストに請求書を発行する必要があります。現地の法令により請求書の種類は異なりますが、予約はパートナー施設様とゲストとの間に交わされる法的な契約であり、義務付けられている場合に請求書を発行するのはパートナー施設様です。

ゲストが宿泊施設を予約すると、予約はゲストと宿泊施設との間の法的な契約となるため、Booking.comがパートナー施設様またはゲストに請求書を送ることはできません。Booking.comは支払い証明書としての明細書を提供することはできますが、法的な理由により、ゲストに請求書を発行できるのは宿泊施設パートナー様のみです。

ご注意:ゲストからパートナー施設様への支払いが銀行送金で行われ、支払いが処理される前にチェックアウトが行われる場合でも、原則としてはパートナー施設様は支払い証明書(例として、銀行送金が保留となっている場合)にもとづいた請求書を提供することが可能です。現地の法令にもとづき、支払い証明書のみではゲストに請求書を発行できない場合、銀行送金による支払いが完了したあと、メールにて請求書が提供されることをゲストに知らせ、またその準備をする必要があります。

そのため、パートナー施設様には、現地の法令に応じて、ゲストのチェックアウト時に紙またはメール(またはその両方)にて請求書を発行していただく必要があります。さらに、対象となる法的規制によっては、これらの請求書は税額が記載されている請求書またはカスタマーレシートである可能性があります。

オンライン決済サービスやBooking.comペイメントを利用した予約の請求書については、どうすれば良いですか?

ゲストからの支払いについてBooking.comが決済を代行した場合でも、パートナー施設様は、ゲストのチェックアウト時に紙もしくはメール、または現地の法令で義務付けられている場合はその両方にて請求書を発行していただく必要があります。これは、予約の契約がパートナー施設様とゲストの間で成立しているためです。 

請求書に関する重要な点は以下の通りです。

  • Booking.comは請求書の発行に関して責任を有さず、貴施設または貴施設のゲストに対していかなる客室予約に関する請求書も発行いたしません。 
  • パートナー施設様として請求書をゲストに発行する際は、宛名をゲストの名前(またはゲストと同意した他の名前)で発行していただくようお願いいたします。 
  • VCCでのお支払いについては、カード名義人は常に「Booking.com (Agent)」となります。 

VAT(付加価値税)に登録されていない場合は、どうすれば良いですか?

パートナー施設様は、現地の法令に基づき、税務登録が義務付けられているかどうかをご確認いただく必要があります。  義務付けられていない場合、税額が記載されている請求書(またはカスタマーレシート)以外の請求書を発行する必要がある可能性があります。

ご注意:ゲストに対して請求が行われるタイミングによってパートナー施設様に対する税に関する取扱いが異なる場合があるため、VATおよび現地税の取扱いについて理解しておくことが重要です。

予約の料金からコミッション額を差し引いた金額についてしか請求書を発行できない場合は、どうすれば良いですか?

予約の料金をゲストから直接受け取るかBooking.comを介して受け取るかにかかわらず、ゲスト宛てに発行する請求書には必ず予約の合計料金が記載される必要があります。 

Booking.comが貴施設にコミッションを差し引いてから残りの金額を支払った場合であっても、パートナー施設様は合計料金に対する請求書を発行しなければなりません。

支払いをBooking.comから受け取る関係で、Booking.comの名義でしか請求書を発行できない場合はどうすれば良いですか?

GDTに定められているとおり、Booking.comはパートナー施設様に代わって決済を代行しているに過ぎません。ゲストに客室を提供するのはパートナー施設様であり、Booking.comは客室を販売(または再販)いたしません。従って、ゲストがパートナー施設様に直接支払いを行う際と同様に、法律によって義務付けられている場合は、税額が記載されている請求書またはカスタマーレシートを発行する必要があります。

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